ドイツの森の散歩道 2020〜

ドイツ生活はや10年以上。これまでのブログはexcite blog「ドイツの森の散歩道」

壁掛け時計が少ないドイツの家、各部屋に時計装備の日本の実家(と、我が家)

日本語初級クラスの構文。

「(場所)〜に、(物)〜があります」

 

例えば、

 

キッチンに冷蔵庫があります。

居間にソファーがあります。

私の部屋にベッドがあります。

 

そして生徒さんに自由に文を作らせて「あなたの部屋に〜がありますか」などと会話をさせます。

 

 

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そして気づいたこと…ドイツ人は、リビングに時計がない人が多い!!!

リビングルームに時計がありますか」と尋ねると、ほとんどの答えは

「いいえ、ありません」…と!

 

聞くと「時計が視野に入るとリラックスできない」というのが理由だそうで。

 

そういえば、うちの夫の実家も確かに時計が少ない。7部屋あるにもかかわらず「壁掛け時計」はダイニングエリアに一つとリビングに一つあるだけ。さすがにベッドルームには目覚まし時計がありますが、全く時計がない部屋が半分です。実家滞在のたびに「なんか、不便だなあ、調子狂うなあ…」と思っていたっけ。

 

現在の我が家も、リビングルームの壁掛け時計は夫に却下されました。

でも、やはり不便なのでソファテーブルの上に手のひらサイズの小さな時計を置いています。最初はキッチンにしか壁掛け時計をつけず、私が主張して息子のベッドルームと書斎に使っている部屋につけました。バスルームには小型置き時計。

 

日本の実家の場合、洗面所含むすべての部屋に時計があり、それが当たり前だと思っていました。スマホ以前の建物と住人とはいえ、時計はマスト。

なんならトイレのちょっとした物置コーナーにも縦横5cmくらいの置き時計がありましたっけ。

 

ちょっとソファで寛いでいても「今X時だから、そろそろ夜ご飯の支度始めなきゃ」とか、歯を磨いている時だって「あ、もうX時。電車に間に合うようちょっと身支度ペース上げなきゃ」とか、常に時間は気になります。そして気になった時にパッと見上げてその場で時計をチェックする、というのが当たり前。

 

「日本人は時間に正確」とは世界で認められていますが、時計の各部屋配置率(?)も相当高レベルなのだろうな…(笑)

 

 

 

 

 

 

 

読書: 加賀まりこさん自伝:「とんがって本気」

2004年出版でかなり前の本。

オマセな女子高生時代、人気女優として大活躍の頃にパリで豪遊、当時としてはスキャンダラスな未婚での出産と悲しい別れ、川端康成との交流、息子のような年頃の恋人、癌で逝ってしまった妻子ある恋人…小説のようにドラマチックな人生ですが、私が特に印象的だったのが

バイオリニストの前橋汀子さんとの友情です。

 

 

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彼女は曲に対する解釈や技術を一つ一つ重ねていく演奏家

方や直感や衝動を行動にしていく加賀まりこさん。

 

全くタイプが違いながらも惹かれ合い友情を結び、「泳げない事」が共通点だった2人が知人にコーチを頼んで水泳を習い始めたときのこと。

2人の習得アプローチの「違い」が浮き彫りになりました。

 

バタ足の特訓から始まったレッスン。

加賀まりこはひたすらバシャバシャやるのにすぐに飽きてビート板を持ちプールの中を目指す。

一方、汀子さんを見ると彼女は縁につかまって相変わらず基本動作を一生懸命に繰り返している。

加賀まりこはそんな彼女を見て

「なるほどそこが違うんだ。役者はすぐ様になるように形を真似て覚えていくけれど演奏家は基礎をみっちりやる。これはなりわいが作った癖みたいなものかも。案の定平泳ぎをすると私の方がスピードは速いが、手の掻き方やキックの正確さなどの基礎的な動きは彼女の方が正しく実についていた。」

 

 

 

世界的バイオリニストの前橋さんと我が身を比較するのは馬鹿げていますが、私も新しいことを学ぶ時は典型的な前橋さんタイプ。

 

子供の頃から高校3年生までピアノを習っていたわたしには、コツコツ練習を重ね、1曲仕上げる、というのはとても親しんだプロセスなのです。

昨年からオンラインでピアノレッスンを再開したのですが、最初はとても無理、と思っていたような曲でも、少しずつ少しずつ難しい部分を克服していき、何ヶ月かかけて1曲を仕上げる。そしていつの間にか通しですらすら弾けるようになり、自分の感情を乗せて工夫しながらメロディーを奏でる楽しみは「コツコツ積み重ね」をやり切った後にだけ味わえるもの…

 

この、「コツコツ」を続けるのが得意だからピアノが合っていたのか、ピアノのお陰で「コツコツ」が身についたのか… どちらが先なのでしょうか。私の学習スタイルは語学も、オフィスのITスキルも直感型でなく、200%コツコツ型。意外な人の本で、自分の「型」に気づかされました。

 

 

 

 

イースターの素朴なリース

お花屋さんで売られていたイースター仕様のリース。

 

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鳥の羽、小さな球根(玉ねぎ⁉︎)、ミニ植木鉢…。

ちょっとね、私的には可愛いか微妙…なところなのですよ。

鳥の羽根とか、生理的に無理な人もいそう。

球根とか、植木鉢とか、生命の誕生や息吹を示唆しているのかなあ。

でも、地味ながら何気なく雰囲気がまとまって見えるのはさすが。

白玉粉で充実のティータイム。モチモチスイーツ3連発

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ドイツのアジアショップで購入できる白玉粉で作るスイーツご紹介。

まずは八ツ橋風。

 

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レシピはこちら。

cookpad.com

 

私の場合は、電子レンジ600ワットで1分ほどを3回ほど繰り返します。

片栗粉をふりかけたまな板の上に出来上がった塊を置き、上からまた片栗粉をふりかけラップをかぶせ、クッキー生地の要領で伸ばします。

ですが、伸ばしても端っこから縮んでくるため、出来上がり希望よりも大きめに薄めに伸ばすのがコツ。

 

生地を切ってあんこを挟み、シナモンシュガーをふりかけて20分ほどで完成!ただし周りが粉で汚れるので片付けに意外と時間がかかります(笑)

 

こちらは定番の白玉団子。

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白い団子に少し白いつぶつぶが見えるのは、仕込み水がわりにした絹ごし豆腐です。

 

お豆腐を使うと時間がたってもモチモチが続くうえ、タンパク質も取れるのでお気に入り。

 

 

そして以前も紹介した白玉粉パンケーキ。

 

germany-midori-cn.hatenablog.com

 

 

 

いずれも、この粉を使用しています。1袋1.5ユーロもしなかったはず。大活躍なので絶対にお得です。

 

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ドイツで手軽に買えるスイーツは、ビスケットやドーナツ、チョコレートなど、水分が少ないものが多いですよね。こんなしっとりモチモチのお菓子があるティータイム、ほっとします。

ふやけて吸えない紙製ストロー。紙はやっぱり紙だった…

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外出時に持ち歩くために買い置きしているミニジュース。

 いつから変わったのか、紙ストローになっていました。

 

「おお、こんなのも紙になってるんだ」

 

軽く感動しつつパックの半分ほど飲み、後で飲もうと1時間ほど置いておいたら…

 

す、吸えない!

 

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写真左のストロー、蛇腹部分の少し下、差込口でパックとストローが当たる部分がふやけてしまっていたのです。

 

プラ削減という志はわかるのですが… 紙はあくまで紙、耐久性は無いってことね…。

 

ま、このサイズならすぐに飲み干す人が多いかも知れないので、私のように置いておいて後で…というのは想定外なのかしらね。

 

もしこのタイプのジュースで紙ストローの場合は、できるだけ早く一気飲みした方がいいですよ(笑)

 

 

 

 

韓国人美容師さんに感動、5ヶ月ぶりのヘアカット

先週、去年の10月以来、5ヶ月ぶりに美容院でヘアカットをしてきました。

12月ごろ行こうと思っていたらロックダウンとなり、そのままになっていたのです。

 

そして今回は十数年のドイツ生活で初めて、ドイツ美容院ではなく日本で美容師資格を取った韓国人のサロンにお願いしました。

 

…いやぁー、こんなに快適とは!!!!!

日本語ペラペラのお姉さんに日本語であれこれオーダーしたり質問したりできて、レイヤーも入れすぎずふんわりまとまるようにカットしてくれて、切った後に顔についた小さな髪の毛も優しく払ってくれて、日本の美容院にいるかのよう。

 

最近気になっていた、生え際のM字が薄くなってきていた部分には、その周囲を少し産毛のように短くカットして自然にカバーされるように短くカットしてくれました。

 確かに前髪とサイドの上の部分がパックリ分かれなくなって、こんな技もあるのかと感動。

 

実はこれまで、ドイツにいる間はドイツの美容院でカットしてもらっていました。

日系や韓国系のサロンも一応行ける範囲にあるのですが、少し遠い上にお値段もお高め。

 

ヘアスタイルのを変えるのは年に1度、日本に帰国した時のお楽しみ。

ドイツでは毎回「今と同じスタイルで全体的に3センチくらいカットしてください」とオーダーして、なんとかスタイルを保つ、という作戦でしのいできました。

 

ですが…ここはドイツ(笑)。

「レイヤーを入れて」とお願いしたら、かまやつひろしか?ヘビメタか?というくらいジャキジャキにされたり「全体的に3センチほど短く」と言ったら、前髪までざくっと3センチ切られ、全く似合わないオンザ眉パッツンにされたり…。前髪はハサミを入れる前に「前髪はいかがなさいますか?」とくるのが普通だと思っていましたが、残念ながら日本の「普通」は通じません…

「ありえへん話:ドイツの美容院」でKindle本が一冊出版できるのでは、と思うほどです。

 

 

2016年の記事。

midorixde.exblog.jp

 

2019年の記事。

midorixde.exblog.jp

 

記事にはしていませんが、ドイツということを考慮に入れてもあまりにも感じが悪く横柄な美容師さんに当たり、カット前の会話だけで我慢ならなくて「そんなに仕事をしたくないなら、あなたに切ってもらいたくありません」と席を立って出てきたこともあります。

 

…つまり、ヘアサロンに行って気分爽快なんて事は全く期待できません。

 

韓国人のお店はシャンプー、ヘアカット、ブローで50ユーロ。

これまで行っていたドイツ美容院と比べると値段はかなりお高め。

ですが毎回、「今日は無事にカットできますように」と恐怖におののきながら美容院の椅子に座っていたことを思えばお値段だけの価値は充分ある、とようやく納得できました。

 

今後はドイツでも安心して行ける美容院を見つけられて心も晴れ晴れ!

 

2021年習慣付けたいこと 1月2月の振り返り

今年始め、以下のことを習慣付けようと目標にしました。

3月時点での振り返り。

 

1、腹筋、開脚ストレッチ ---ほぼ毎日実行中

目標15回(低っ)。やる気のない日は3回でも5回でもいいから毎日やる。 

 

2、ピアノ練習---ほぼ毎日実行中

昨年から、月1回のオンラインレッスンを始めました。5分でも10分でもいいから、とにかく毎日1度はピアノのふたを開けて弾くこと。

 

3、3年日記 --時々サボるけど、週のうち半分以上は実行中

昨年から始めた3年日記が良い感じなので、継続。ほぼ箇条書きでできればその日の楽しいことや新しくやってみた事を記録しています。

 

midorixde.exblog.jp

同じ日付が3段縦に並んで去年の今日、こんなところをお掃除したんだなとかこんな花を植えたんだなとか、わかるのが面白いです。

以前はきれいなノートにガッツリと自分の気持ちなどを書き綴っていましたが、あれこれぐるぐる考えてセンチメンタルに浸っているよりも、シンプルな記録の方が今は精神的に良い感じがします。

 

4、滑舌練習と朗読---ほぼ毎日実行中

ロックダウンで友人との対面交流が減ったのと、加齢もあってなんだか声が低くなり、話も下手になったような? と危機感を感じていた折しも、舌癌を患った堀ちえみさんがリハビリで歌まで歌えるようになった様子を見ました。声帯も筋肉とはいえ、本人の努力とトレーニング次第でこれほどまでに向上できるのかと刺激を受けたのです。

YouTubeで元アナウンサーの魚住りえさんの動画を見つけ、3分の早口言葉トレーニングと1分朗読を続けています。ダミ声、阻止!!

 

5 .一日 何か2点位捨てる--- あまりできていない…

以前から家にあるものを捨てるのが目標。大きなものでなくても、例えば処置がわからず何日も放置しておいた書類1枚でもカウント。何も捨てない日が多いかも。

 

6、家計簿ソフトに支出記録 ----その都度処理するのが目標ですが、やや溜めがち

3年位前前から使っていたソフトがありましたが、クレジットカードや銀行口座なんとかpay等と連携していて私には逆に使いづらかった。とにかく日々の買い物のレシートをひたすら入力シンプルに日々の支出だけを管理するアプリを見つけて使っています。

 

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5、6の達成度がイマイチですが、意外に習慣づけできてきているかも。