ドイツの森の散歩道 2020〜

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ベルギー在住の日本人男性のコロナ入院記

ベルギー在住の日本人男性がコロナ感染で入院した手記を見つけました。

(幸い退院されていらっしゃいます)

記事はこちら「ヨーロッパでコロナに感染して入院した話」

 

私たち日本人がここヨーロッパで入院となったら…ヨーロッパ在住の方、必読です!

 

学校閉鎖、生活必需でない店舗営業禁止、外出制限など、これだけ周りの環境が激変しながらも、幸い直接の知り合いでは感染者が出ていません。

けれど、先日、偶然こちらの記事を見つけてリアルに感じて恐ろしくなりました。

 

いくら現地在住とはいえ、苦しかったり朦朧とした意識の中で外国語に囲まれることは病気に加えて大きな不安となります。

回復食にラザニアが出てきて「おかゆが食べたい」と切望するなど、ただでさえ辛い外国での入院に加えて食文化の違いは体に堪える…

 

私自身、ドイツでの入院は1度経験があります。

ある薬でショック症状が出たため、後日あらためて原因成分を突き止めるために5日間の検査入院でした。

 

 

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毎朝、違う成分を少しだけ体内に入れて様子を見る。体はピンピンしているのに、もしものために病棟から離れるのは禁止、食事も病院指定のものだけ(予期せぬアレルギーや食中毒になっては検査が無効になるので差し入れはダメ)。

看護婦さんはありえないほどつっけんどんだし、薬は自分で飲んでね、とまとめて渡されてほったらかし(お薬の時間ですよー、なんて優しい声かけはありません)夜ご飯、冷たいパンにハムとチーズが2枚ずつの夕食に涙が出ました。

 

かくして5日後…

薬からの副作用が認められなかったのに、入院のストレスで目の周りに赤い湿疹、一人で歩くのもままならない廃人になっていました。

 

その経験から、何があってもドイツで入院はしない!!!と家族に宣言している私。

ベルギーの方の手記を読み、どんなにかお辛かっただろうと思うと同時に、自分の感染予防もさらに徹底しなければと気持ちを新たにしました。