日本からの取り寄せやkindle paperwhiteで本を読みまくっている最近。
アラフィーの私に特に印象に残った本3冊。
新聞の書評で知った本。
1945年6月に、16歳で広島から大阪に出てきた中村さん。同業である医師とお見合い結婚、2児を出産して専業主婦、親との同居、アルコール依存でモラハラ的な夫と離婚を見据えながらの日々を重ねつつ70年以上にわたり精神科医として多くの人と向き合ってきた方です。
バリキャリのハシり、しかも医師。さぞかし意思も向上心も強く自分自身にも厳しい方かと思いきや… ゆるっと温かい言葉に溢れている本です。
目次だけでも心強くなりませんか?
印象的に残った言葉。
自分はこんな仕事をすべき人間ではない、なんてたいそうに考えるからおかしなことになってしまうんです。
「まあこれくらいやってやるか」「今はそういう時なんやな」と変に力まず受け入れてしまった方がラクですわ。お金のために働く、でええやない。日々たんたん。
お次はTwitterでに人気となった、歌舞伎町のゲイバー店員さんの本。
Twitterや店員として働くバーで様々な人に悩みを打ち明けられての言葉。
「いろいろ頑張らなくても意外と死なない」ということね。どんなに
ごちゃごちゃ考えたってね、選べるのは「やる」「やらない」のどっちかしかない。
お店のお客さんとかのいろいろな悩みも聞くけれど、もっとシンプルに
生きれば楽なのにってお伝えしてる。やりたいことはやる、誰になんて
言われてもやる。やれなかったことは、やれなかった自分が悪いんだから
不幸だと思わない。やれるように努力する。全部これで解決すると思う。
元も子もないわね。だけどそれしかないのよ。
執着を捨てれば、人生はどこでも、なんでも楽しくなるわ。
「これがある」を見すぎるから「これがない」が気になるの。無がいちばん楽よ。」
「結婚できないかも」「仕事続かないかも」とか、見えもしない
ゴール周辺のことだけでうだうだ悩むのは無駄!
それなら夕飯の献立にでも悩んで、明日の健康を手に入れるほうが
よっぽど生産的だと思うわよ。」
最後は横森理香さん。
彼女は私より少ーし年上なので、彼女の本を読むとやがて来るかもしれない心身の変化への心構えができる感じ。キラキラエイジングやイケイケ美魔女を目指すのではない。現実的でいて、でも、できる範囲でヘルシーにポジティブに歳を重ねましょ、という姿勢が共感でき、40代からいろいろ読んでいます。
印象に残った言葉。
五十年も生きてくればわかります。人生、深刻になりすぎていいことなんてあまりないのですよ。
そして、加齢とともに、深刻になる気力・体力、持続力も目減りします。
だからそんなことより、今日一日をごきげんで過ごすことが大切なのです。
それがアナタの心身の健康を増進します。生きる力を、養えるのですよ。
これから先を生きていく底力と言うか。
「なによ、一人でへらへらしちゃって、あんただけ、楽しくていいよね!」 と罵倒されても、気にしないことです」
いずれも、読むとフッと気が明るくなって、楽しいことやってみよう!って気持ちになります。気が向いたら読んでみてください。