ドイツの森の散歩道 2020〜

ドイツ生活はや10年以上。これまでのブログはexcite blog「ドイツの森の散歩道」

YouTubeドイツ語学習プログラムで10数年目にして腹落ちしたドイツ語表現

最近、週2-3回視聴しているYouTubeドイツ語学習プログラム,"Easy German" 。

在独10年以上とはいえ、まだまだ何かしら学びがあります。

で、最近、面白かったプログラムがこちら。

テーマは『"Bitte(Please)"は必ずしも丁寧ではない、ではどんなときにどう言えばいい?』

 

 

www.youtube.com

 

 

キーポイントは「相手にJa/Nein (Yes / No) の余地を暗黙に与えているかどうか」だそうです。

 

ざっくり説明すると、

Bitte(Please) は、Pleaseと言いつつも相手が自分の依頼やお願いを実行してくれることが前提、「要求」のようなシチュエーション。Ja / Nein (Yes / No) の選択はあまりない感じ。サービスの場面、会社で上司と部下、子供に対してなど。

レストランでEin Bier, bitte. (ビールをひとつ)とか、子供に対してBitte, ruhe (静かにして!)など。

 

一方、以下の表現だと相手に選択の余地があるニュアンス。

Kannst du mir helfen? (Can you help me?)

Könntest du mir helfen? (Could you help me?)

 

さらにVielleicht (maybe) をつけると一番丁寧。日本語で「よろしかったら…」「可能でしたら…」というニュアンスかな。

Könntest du mir vielleicht helfen?(Could you maybe help me?) 

 

これら3つを丁寧表現とドイツ語クラスで習ってはいましたが、あまり深く考えず気分でテキトーに使っていました。

表現のシチュエーションを分けるのは「Ja / Nein」を相手に与えているか、という説明がストンと腹落ちしました。

 

こんなテーマに感心している私のドイツ語レベル、推して知るべし(苦笑)。

この「Easy German」、最初はYouTuber がテキトーにやってるのかしら、と半信半疑で見始めたのですが、いやいやなかなか役に立つ!

一つ10分ほどのプログラムで、一つのテーマについてベルリンで街頭インタビューをします。英独の字幕がついていて、ドイツ人の受け答えの仕方や考え方なども興味深く、文法や言葉以上に学びや気づきがあります。

 

動画だけなら普通にYouTubeで視聴できますが、私は有料プラン(月8ユーロくらい、料金レベルもいろいろあります)で語彙や文法のワークシートもやっています。ビデオ視聴とワークシートを合わせて20分程度。

 

在独年数を重ねてもドイツ語はイマイチ、だけど今更学校に通うのもちょっと…という人にも、おススメですよ!!