高校2年生の息子、学校の英語クラスでプレゼンテーションの課題が出ました。
パワーポイントの作業で写真やレイアウトを息子に相談され、どれどれ。。。と見てみたところ、課題はなんと「イギリス国王ヘンリー8世がアン・ブーリンを殺さなかったら歴史はどうなっていたか」。
世界史に疎い私は「ヘンリー8世?奥さんがいっぱいいた人だっけ、アン・ブーリンって、ロンドン塔の幽霊の人だよね?」という程度の認識。
この時代背景や自分の意見を10分程度でパワポでプレゼン、別途英文レポートにまとめ提出するのですと。
歴史の授業じゃないんですよ、これ。
パワポはどうにか整え、英文レポートを一応見せてもらいました。
ワタクシ、一応難関と言われる大学受験を突破、英語圏に1年留学もしておりました。
内容はさておき(よく知らないし。。。)、文法的に手直しできればと思って。
私が高校生の頃には覚えもしなかった単語がバンバン出てくる。
王政、貴族院、イングランド国教会、婚姻無効、婚外子、エトセトラ、エトセトラ。。。うーむ、すごい。
このテーマの場合、文法的キーポイントは仮定法過去ですね。「もしXXだったら、XXだったのに」ってヤツ。would have... would have been...を中心にチェック。
他には単数、複数、過去分詞、過去形のイレギュラーなもの、そして単語や接続詞の繰り返しを避けるべく、ちょっとかっこいい表現や単語に置き換え、段落構成はアメリカ時代に習ったルールで整えました。
翌週、息子が嬉しそうに帰宅しました。
「ママ、僕のプレゼン、パワポのほうもまあまあ良かったけど、レポートはクラスで一番いい評価だったよ。友達もドイツのパパとかママに手伝ってもらったって言ってたけど、ママの直してくれたのが一番いい評価もらったよ。日本人も英語できるね!」と。
最後の一言が余計な気もしますが(苦笑)、よっしゃー!とガッツポーズ。
30年ほど前の話ではありますが、難関私大の受験英語、文法参考書1冊丸暗記する勢いでゴリゴリに取り組んでましたもの。
良い評価だったのは、息子が元々作ったレポート内容が良かったのが一番の理由ではありますが、それでも思いました。。。
日本の詰め込み英語だって役に立つときがあるんだ!!私大受験英語、なめんなよー!!