ドイツの森の散歩道 2020〜

ドイツ生活はや10年以上。これまでのブログはexcite blog「ドイツの森の散歩道」

詐欺か、本物か?赤十字の戸別訪問寄付金集め

ある午後、「ピンポーン」とうちのインターフォンが鳴りました。

その日、荷物が届く予定だったので「わ、来たっ!」と、モニターを確かめもせずに急いで玄関から飛び出し、道路に面している外のドアを開けました。

 

すると、立っていたのは「Deutsche Redcross(ドイツ赤十字)」と胸元に刺繍の入ったフリース姿の金髪碧眼の小柄なお姉さん。年の頃は20代半ばといった感じでしょうか。

 

「こんにちは、私、ドイツ赤十字のxxです。この地域の担当です。赤十字では多くのスタッフがボランティアとして働いていて、寄付を必要としています。。。云々」

 

「つきましては、賛同いただけるなら、ここに名前などを入力してください。ここから寄付できます」

 

と、入力画面を開いたiPadを差し出してきました。

 

 

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晩夏限定、ミラベルとプラムのケーキを焼きました

 

 


。。。いや、一体どこの誰が突然訪問してきた見知らぬ人のiPadに個人情報入力しますか!? しません、って!

 

「すみません、私、それ、しません」。。。こういうときの婉曲で円満な断り文句がとっさに思い浮かばず、直球かつ拙いドイツ語で拒否(日本人の私、なぜか「すみません」と口から出てしまうんですよねえ。。。)。

 

すると彼女「あ、英語のほうがよかったですか?」と、再びすべてを英語で説明してくれた。

それがまたびっくりするほど流暢な英語!

ちゃんと教育を受けた人なのであろうことはわかりました。

 

でも、でも、でも。。。

「すみません、私、そういうのしません」と再び断ると「。。。そうですか、わかりました。よい日を」と言って立ち去って行きました。

 

うーむ、あれは一体本物だったのか???詐欺だったのか???

そういえば彼女、ドイツ赤十字の制服っぽいフリースを着ていたけれど、身分証のようなものは提示しませんでした。

正体不明の人のiPadに入力して寄付するなんて人、いるのかしら。

本当に赤十字だとしても、100件回って何件寄付を集められるのか。。。こんな仕事若い子に一人でさせるなんて、パワハラやん。

いずれにしても腑に落ちない、気味の悪い出来事でした。