ドイツの「旬の食材」の中で私にとって唯一無二の絶対王座、シュパーゲル。
普通に茹でていただくのが結局は一番だと思いますが、アスパラ本体と同じくらいの価値があるのが「茹で汁」です。
ドイツ人から、これを捨てずに残しておいてスープにすると最高においしい、と聞いて試して以来、ヤミツキです。
先日はポテトポタージュに活用して大成功でした。
作り方:
白アスパラをキレイに洗ってから皮をむく。剥いた皮をひとつかみほどとっておく。
お鍋にたっぷりの熱湯に塩バターひとかけ、砂糖少々、そして剥いた皮を入れてアスパラを茹でる。
(茹で上がったアスパラは引き上げて普通にいただく)
ポテトポタージュを作る要領で、ジャガイモを茹でる。
柔らかくなったじゃがいもを白アスパラの茹で汁に入れて、ブレンダーでポタージュにする。スープ量は水や牛乳、生クリームなどで調整、必要に応じ塩で味を調える。
コンソメなんて必要ないくらい、しっかりした風味のコクがあるスープになります。
うちの男子二人はアスパラ本体よりスープのほうが好きなんでは?というほど。
ドイツに来る以前は自分にとってなじみのなかったシュパーゲル。
よく知らずに失敗もしました。
皮をむくのが勿体なくて(不要な主婦根性で。。)、控えめに剥いたら、苦いうえに筋がいっぱい残ってしまったり。
バター醤油オーブン焼きにした、とドイツ人に話して渋い顔をされたり。私自身は気に入っているのですが、ドイツ人にとっては「邪道」なんでしょうね。日本人にとっては、こちらの人が緑茶にお砂糖入れるような感じかしら?
王道はオランデーズソースですが、ドイツ人女性に聞いたおすすめは固ゆでで引き上げたシュパーゲルにパルメザンとオリーブオイルを振ってオーブン焼きにして、パンプキンシードオイルを回しかけるのだそうです。
いずれにせよ、もれなくついてくる「シュパーゲル茹で汁」、使わない手はありません!