ドイツの森の散歩道 2020〜

ドイツ生活はや10年以上。これまでのブログはexcite blog「ドイツの森の散歩道」

シュパーゲル(白アスパラ)の茹で汁でポテトポタージュスープ

ドイツの「旬の食材」の中で私にとって唯一無二の絶対王座、シュパーゲル。

 

普通に茹でていただくのが結局は一番だと思いますが、アスパラ本体と同じくらいの価値があるのが「茹で汁」です。

 

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ドイツ人から、これを捨てずに残しておいてスープにすると最高においしい、と聞いて試して以来、ヤミツキです。

先日はポテトポタージュに活用して大成功でした。

 

作り方:

白アスパラをキレイに洗ってから皮をむく。剥いた皮をひとつかみほどとっておく。

お鍋にたっぷりの熱湯に塩バターひとかけ、砂糖少々、そして剥いた皮を入れてアスパラを茹でる。

 

(茹で上がったアスパラは引き上げて普通にいただく)

 

ポテトポタージュを作る要領で、ジャガイモを茹でる。

柔らかくなったじゃがいもを白アスパラの茹で汁に入れて、ブレンダーでポタージュにする。スープ量は水や牛乳、生クリームなどで調整、必要に応じ塩で味を調える。

 

コンソメなんて必要ないくらい、しっかりした風味のコクがあるスープになります。

うちの男子二人はアスパラ本体よりスープのほうが好きなんでは?というほど。

 

ドイツに来る以前は自分にとってなじみのなかったシュパーゲル。

よく知らずに失敗もしました。

皮をむくのが勿体なくて(不要な主婦根性で。。)、控えめに剥いたら、苦いうえに筋がいっぱい残ってしまったり。

バター醤油オーブン焼きにした、とドイツ人に話して渋い顔をされたり。私自身は気に入っているのですが、ドイツ人にとっては「邪道」なんでしょうね。日本人にとっては、こちらの人が緑茶にお砂糖入れるような感じかしら?

 

王道はオランデーズソースですが、ドイツ人女性に聞いたおすすめは固ゆでで引き上げたシュパーゲルにパルメザンとオリーブオイルを振ってオーブン焼きにして、パンプキンシードオイルを回しかけるのだそうです。

 

いずれにせよ、もれなくついてくる「シュパーゲル茹で汁」、使わない手はありません!