ドイツの森の散歩道 2020〜

ドイツ生活はや10年以上。これまでのブログはexcite blog「ドイツの森の散歩道」

豚ひき肉を買ったら2倍量におまけしてくれた

ヨーロッパ在住日本人の間では「パックの薄切り肉売ってない問題」はよく話題に上りますが、薄切り肉と同じくらい入手困難かつ日本人の食卓に案外と欠かせないのが豚ひき肉。餃子や春巻き、肉団子系に必要ですが、ドイツ在住の皆さん、どこで購入していますか?

 

私はスーパーREWEのお肉カウンターで頼んでます。

Hackfleisch nur von Schwein, ohne Gewürze (豚だけの挽肉、スパイス無しで)

と言うと、奥の作業場で肉塊をフレッシュに挽肉にしてくれるのです。

大体500gほどを購入し、余った挽肉は店員さんが合挽肉のトレイに移します。

 

先日のこと。

初めて見る若めの女性店員さんに、豚ひき肉を500gお願いしました。

すると「500gよりちょっと多くなってもいい?」というので、「ハイ、正確に500じゃなくて大丈夫ですよ」と答え、作ってくれるのを待っていると。

出来上がってきたのは洗面器一杯分ほどのひき肉。

秤に乗せると1kg弱。

「これでいい?」と…。えっ?いや正確に500じゃなくていいとは言いましたが、思っていたのはせいぜい550とか600とか…1kgなんて、いくらなんでも多すぎですよ。

「いや、それは無理です」という私に、彼女は腰に手を当ててニコリともせず

「Warum (なんで)?」

 

お散歩ルートではあちこちで綺麗なバラが見られます。

 

 

 

いや、挽肉はすぐ痛むし、物理的にも冷凍庫にそんなにスペースもないし…ってか、「なんで?」なんて聞くなー!

と言いたいけどどう言ったものか逡巡し、しばし固まってしまいました。

するとお姉さん、「仕方ないわねー」という表情で挽肉の半分ほどを秤からおろし、ピピっと量り売りのシールを出してくれたのでホッとしたのですが…

傍によけた残りの挽肉をまたもや計量した肉の上にどんっ!とのせ、クルクルと包装紙を巻き始めるではないですか!

え、そんなにいらんのだけど?と言ったら「この半分はオマケよ!持っていって良いから!」と。

 

つまり、半量を計量してバーコードを出力し、残りも一緒に包んでくれたけど値段は500g分だけにしてくれる、ってことです。

 

えええー、ほぼ同量をタダにしてくれちゃうなんて太っ腹!…でも、どうしよう…冷凍庫のスペースが…(苦笑)

 

お姉さん、豚ひき肉の残りを合い挽きに混ぜるって知らなかったのか?それともその日はもう売れなそうだから私に渡しちゃったほうがフードロスが少ないと思ったのか(さすがエコのおドイツ!?)?

 

しかも私はその日に限って車でなく徒歩でのお買い物。

ずっしり1kgの挽肉と他のお買い物の重みを肩に感じつつ帰宅したのでした…

帰宅後、早速サランラップに小分けにして平たく伸ばし、どうにか冷凍庫に全て押し込みました。これでしばらくは安心だわ。それにしても太っ腹なおまけ、びっくりしたー。