先週、去年の10月以来、5ヶ月ぶりに美容院でヘアカットをしてきました。
12月ごろ行こうと思っていたらロックダウンとなり、そのままになっていたのです。
そして今回は十数年のドイツ生活で初めて、ドイツ美容院ではなく日本で美容師資格を取った韓国人のサロンにお願いしました。
…いやぁー、こんなに快適とは!!!!!
日本語ペラペラのお姉さんに日本語であれこれオーダーしたり質問したりできて、レイヤーも入れすぎずふんわりまとまるようにカットしてくれて、切った後に顔についた小さな髪の毛も優しく払ってくれて、日本の美容院にいるかのよう。
最近気になっていた、生え際のM字が薄くなってきていた部分には、その周囲を少し産毛のように短くカットして自然にカバーされるように短くカットしてくれました。
確かに前髪とサイドの上の部分がパックリ分かれなくなって、こんな技もあるのかと感動。
実はこれまで、ドイツにいる間はドイツの美容院でカットしてもらっていました。
日系や韓国系のサロンも一応行ける範囲にあるのですが、少し遠い上にお値段もお高め。
ヘアスタイルのを変えるのは年に1度、日本に帰国した時のお楽しみ。
ドイツでは毎回「今と同じスタイルで全体的に3センチくらいカットしてください」とオーダーして、なんとかスタイルを保つ、という作戦でしのいできました。
ですが…ここはドイツ(笑)。
「レイヤーを入れて」とお願いしたら、かまやつひろしか?ヘビメタか?というくらいジャキジャキにされたり「全体的に3センチほど短く」と言ったら、前髪までざくっと3センチ切られ、全く似合わないオンザ眉パッツンにされたり…。前髪はハサミを入れる前に「前髪はいかがなさいますか?」とくるのが普通だと思っていましたが、残念ながら日本の「普通」は通じません…
「ありえへん話:ドイツの美容院」でKindle本が一冊出版できるのでは、と思うほどです。
2016年の記事。
2019年の記事。
記事にはしていませんが、ドイツということを考慮に入れてもあまりにも感じが悪く横柄な美容師さんに当たり、カット前の会話だけで我慢ならなくて「そんなに仕事をしたくないなら、あなたに切ってもらいたくありません」と席を立って出てきたこともあります。
…つまり、ヘアサロンに行って気分爽快なんて事は全く期待できません。
韓国人のお店はシャンプー、ヘアカット、ブローで50ユーロ。
これまで行っていたドイツ美容院と比べると値段はかなりお高め。
ですが毎回、「今日は無事にカットできますように」と恐怖におののきながら美容院の椅子に座っていたことを思えばお値段だけの価値は充分ある、とようやく納得できました。
今後はドイツでも安心して行ける美容院を見つけられて心も晴れ晴れ!