ドイツの森の散歩道 2020〜

ドイツ生活はや10年以上。これまでのブログはexcite blog「ドイツの森の散歩道」

壁掛け時計が少ないドイツの家、各部屋に時計装備の日本の実家(と、我が家)

日本語初級クラスの構文。

「(場所)〜に、(物)〜があります」

 

例えば、

 

キッチンに冷蔵庫があります。

居間にソファーがあります。

私の部屋にベッドがあります。

 

そして生徒さんに自由に文を作らせて「あなたの部屋に〜がありますか」などと会話をさせます。

 

 

f:id:germany-midori:20210410220742j:plain

 

 

そして気づいたこと…ドイツ人は、リビングに時計がない人が多い!!!

リビングルームに時計がありますか」と尋ねると、ほとんどの答えは

「いいえ、ありません」…と!

 

聞くと「時計が視野に入るとリラックスできない」というのが理由だそうで。

 

そういえば、うちの夫の実家も確かに時計が少ない。7部屋あるにもかかわらず「壁掛け時計」はダイニングエリアに一つとリビングに一つあるだけ。さすがにベッドルームには目覚まし時計がありますが、全く時計がない部屋が半分です。実家滞在のたびに「なんか、不便だなあ、調子狂うなあ…」と思っていたっけ。

 

現在の我が家も、リビングルームの壁掛け時計は夫に却下されました。

でも、やはり不便なのでソファテーブルの上に手のひらサイズの小さな時計を置いています。最初はキッチンにしか壁掛け時計をつけず、私が主張して息子のベッドルームと書斎に使っている部屋につけました。バスルームには小型置き時計。

 

日本の実家の場合、洗面所含むすべての部屋に時計があり、それが当たり前だと思っていました。スマホ以前の建物と住人とはいえ、時計はマスト。

なんならトイレのちょっとした物置コーナーにも縦横5cmくらいの置き時計がありましたっけ。

 

ちょっとソファで寛いでいても「今X時だから、そろそろ夜ご飯の支度始めなきゃ」とか、歯を磨いている時だって「あ、もうX時。電車に間に合うようちょっと身支度ペース上げなきゃ」とか、常に時間は気になります。そして気になった時にパッと見上げてその場で時計をチェックする、というのが当たり前。

 

「日本人は時間に正確」とは世界で認められていますが、時計の各部屋配置率(?)も相当高レベルなのだろうな…(笑)