デジタルで雑誌をパラパラと読んでいます。
50代向け雑誌eclatの「50代から自由になる女たち」特集で稲垣えみ子さんの言葉が胸に響きました。
「もうひと花」なんて必要ない。ここまで来ただけで充分咲いているんです。
「自分にはこれができる」の「これ」を大きく捉えすぎているのでは?
能力を発揮して人に認められるとか、目標が過大なんだと思います。
よく「若いんだから、もうひと花」とか言いますね。
皆さんいろんな困難を経験しながら半世紀を生きてきたんだから、もう立派に咲いているんですよ。
常に可能性を追い求めなくてはと言う世の中のプレッシャー、若い時はいいかもしれないけど、後半戦の人生にはちょっと合わない。
稲垣えみ子さんといえば、以前こちらの本を記事にしました。
germany-midori-cn.hatenablog.com
もうひと花なんて必要ない。
人生100年時代、まだ何十年も生きるとはいえど、決して若者ではない50代をバッサリ斬っているかのようにも聞こえる言葉ですが「ここまで生きてきた自分を労って認めてあげましょうよ」という意味ではと感じました。
もうひと花なんて必要ない、と言いつつも、ひたすら小さく無難に日常を送りなさいというわけでなく、実際、稲垣さんは本も意欲的に次々と出版しているし、リヨンに一人旅というチャレンジもしていますしね。
これもあれもできたかもしれないはずの自分、まだ何かできるかもしれない自分、でもそう思い描いたのとは違うところにいる自分。そんな自分や状況に落ち込んだりダメ出しをするのでなく、それでもなんとかやってきた私、よく頑張ったよね。誰が褒めてくれるわけではなくても、すでに今ここで咲いていると認めていいんですよ、と。
そこを原点に、自分なりのチャレンジを今年もしていきたいなと思っています。