地元のドイツスーパーで買い物中、やけにわたしを見ている白人女性がいました。
何だろう?同年代みたいだし、誰かのお母さんだったかしら?
175cmはあろうかという高身長だから印象に残ってるはずだけど覚えはなし。。。
バッチリ目も合ったものの、ハローと言うわけでもなく。
不思議に思いながらもスルーして、2つ3つ離れた棚まで来た時。
ハロー、の声に振り向くと先ほどの女性。
あのー、あなた、お米がどこにあるか知ってたら教えてくれませんか?
。。。なるほど!!!
アジア人だから知ってるかも、聞いてみようか、と迷ってたのね。
お正月にお節の一品として作った鯛めし。
そのスーパーで購入した鯛を使いました。
そのスーパーではお米を買ったことがないものの、朧げな記憶で「確か、小麦とかシリアルの穀類の棚にあったと思いますよ」と言うと「ありがとう!」とにっこりして行きました。
しかーし!!
お買い物エリアの最後のあたり、アジアや東欧のインターナショナル食材を見ていたら、寿司ライスやインド米が数種並んでいるではありませんか。
わー、間違っちゃったよ。
このままスルーしたら誠実正直な日本人の名が廃る!
慌ててそのお米から2種類を手に取り穀類セクションへ戻ると、先ほどの女性が一生懸命棚を見ていました。
急いで「ハロー、ここにあるかと思ったのですが、間違っていました。インターナショナルのセクションにありました!」とお米を見せると大喜び。一緒にその棚まで戻り、お米のありかを見せました。
するとその女性。
「まあ、わざわざ戻ってきてくれるなんてとても親切ね。すごく助かったわー!」とニコニコとお礼を言ってくれました。
このように親切にしても「間違ってたの?」だの「あらそう、じゃ、場所教えてよ」とか、つっけんどんな反応をされるケースが割とあります。あなたがわたしを助けて当然じゃないの、とでもいうような。
けれど、この女性は本当に惜しみなく感謝を表してくれたのでわたしも嬉しくて「よかったわー」とアジア的優しげスマイル。。。けれど心の中は鼻息荒く、そーよ、これが日本人ってものよ!と(笑)。
まあ、あちらはわたしが韓国か中国か日本かもわからないでしょうけれどね。