ドイツの森の散歩道 2020〜

ドイツ生活はや10年以上。これまでのブログはexcite blog「ドイツの森の散歩道」

読書:50代からの生き方のカタチ:心がけたい「かきくけこ」

kindle unlimitedのおすすめで出てきた本。

50代からの生き方のカタチ・関西大学ジェネラティビティ研究センター

 

 

さまざまな分野での諸先輩方の女性が自身を振り返り50代の女性たちへのアドバイスやエールを送ってくれます。

 

特に印象に残ったのが舞踊家の名倉加代子さんの「かきくけこ」。

 

か*感動する心を失わない

き*興味を持つこと・好奇心

く*工夫する 年齢を理由にあきらめない

け*健康でいる

こ*行動する

 

ふむふむ。

こんな感じのスローガンはいろいろあるものの、今の私にはストンと腹落ちしました。

夜寝る前など、今日の「かきくけこ」は何だったかな?と振り返ります

。。。忘れなければね(笑)

 

ちなみにある日の振り返りは

 

か*ネトフリで見た映画が面白かった

き*インド人と国際結婚した人の本を読み始めた

く*ブログ運営の新技を調べた

け*ラジオ体操をした

こ*新しく買ったPCの使い方を調べてみた

 

一つ一つはたいしたことではないけれど、こうしてジャンルを意識して振り返ると、わたし、今日もちょっと進歩できたじゃん!と自分を褒めることができます。

 

ちなみに掲載されている他の諸先輩方は

英文学、女性学研究者・田島陽子

漫画家、声楽家池田理代子

断捨離創始者・やましたひでこ

ユニセフ協会会長、元文部大臣・赤松良子

メイクアップアーティスト・小林照子

照明デザイナー石井幹子

 

などなど、総勢12名。

1920年代ー40年代生まれで女性が大学に行ったり、自身の職業をもつことが珍しかった時代に道を切り開いてきた諸先輩方も多い。

 

印象に残った言葉を少しご紹介しますと

「反省は明るく短く!」ーー鮫島純子 1929生まれ、渋沢栄一の孫

 

「女らしさ、でなく自分らしさ、を生きる。いえ、「らしさ」も不要、「自分を生きる」。社会に求められる女性像ーやさしさ、気が利く、きれいでいる、愛嬌があるーけれどそんな他の人に便利な人になるよりずっと大事なのは一人の自立した人間になるように自分を育てて、自分を生きることです」ーー田嶋陽子

 

「『幸せ』なんてない、あるのは『幸せ感』。瞬間に感じる点。増やせば点が線、やがては立体になる。目標はいらない、最終的に自分が好きな自分になればいい」ーーやましたひでこ

 

「北欧の家庭デザインの本に魅せられ、どうしても学びたい、知りたいという思いから、本に掲載されていたフィンランド在住のデザイナーに『アシスタントにしてほしい』と直談判の手紙を送り、1965年にフィンランドで働き始めた」ーー石井幹子

 

こんなすごい人たちの話なんて参考にならないわ、と思いきや、一介の主婦の私も勇気づけられるような言葉がたくさんありました。