時々、ひろゆきさんのyou tubeをBGMとして聞き流しています。
フランス在住のひろゆきさんがありとあらゆる事象についておしゃべり、というか、忖度ナシでバッサバッサと斬っていくのが面白いのですが、ある日こんなことを言っていました。
「日本人は食べ物に対するこだわりが強い。あるアンケートで「どんなときに幸福感を感じるか」という質問で、日本だけが「おいしいものを食べているとき」が一位。他の国は「性行為」が一位になっていることが多い」
検索したところ、ひろゆきさんの話のネタ元はこちらと思われます。
18歳から54歳までの成人男女の回答結果。日本人にとっては食が最大の快楽…。
アンケート結果についての日経掲載コラムも面白い。
日本人がセックスよりも気持ちいいと感じること|荒川和久/「結婚滅亡」著者
へえー、なるほどなあ、と失笑しつつ、はっと納得しました…
「私がドイツで今一つ幸福感に欠けるのは、ドイツでちょっと気分転換に買える『おいしいもの』が少ないからだ!!」
レストランのこってりどっしりボリューミーな食事が口に合わないのはもちろんですが、私の場合は欠かせないのが毎日のちょっとしたスイーツ。
ドイツ生活、ほっと一息入れるお茶請けに「これが楽しみ!」とテンション上がるスイーツがほとんどないのですよね…
海外生活者あるあるだと思うのですが、日本に行くと食べたいものに食べられる量が追い付きません(笑)
出かけた先で外食し、途中のターミナルでデパ地下の素敵なパン屋さんで「明太フランス」に「サツマイモデニッシュ」、駅から自宅(実家)への帰り道でフラフラとコンビニに吸い込まれ、「ぷるぷるわらび餅」だの「プレミアムロールケーキ」だの、翌朝用の「ランチパック」だの買い込んでしまい。。
最終日には後ろ髪を引かれる思いで食べきれなかったスイーツを冷蔵庫に残してくる、のが定例です。
いや、ドイツでもそれなりに「お気に入り」は見つけましたよ。コンディトライで買うケーキとか、自分で作るとか…。自分で作る労力がかかると、美味しさも半減ですがね、私の場合。
何曜日の何時でも、気軽にコンビニに立ち寄って200円くらいでパッと買える小さな喜び、っていうのがあれば、ずいぶん救われるんだけどなあ…。
そしてこの「食の喜び」がまさに「日本人の幸福感」第一位なのですね(笑)私も御多分に漏れず。
ドイツ生活10数年、海外生活のしんどさはそれなりに落としどころを見つけてきましたが、「幸福感」は今一つ。
外国暮らしって、言葉や習慣も大事ですが、その国の食事が口に合うかどうかが、かなり重要なファクターなんじゃないかしら。
「日常生活をまわす」という点で、おそらくドイツより相当大変と思われる隣国イタリアやフランスの在住の方々は、身近においしいものがある点で幸福感を補えているのでは…なーんて、勝手に想像しています。