ドイツの森の散歩道 2020〜

ドイツ生活はや10年以上。これまでのブログはexcite blog「ドイツの森の散歩道」

クリスマスクッキーなんて意味不明、との思いは今も変わらず、だけど。。。

ドイツに来て間も無い頃の日本語クラスで生徒さんに『日本ではクリスマスにどんなスイーツを食べるの?』と聞かれました。

『クリスマスケーキ!』と答えたら『。。。クリスマスケーキ、ってどんなの???』とポカーンとされた思い出があります。

そう、私が思うクリスマスケーキ。。。しっとりしたスポンジ生地に生クリームたっぷり、ツヤツヤしたイチゴが載ったアレは、日本独特のものだったのですね。

 

ドイツでのクリスマス時期のスイーツといえば。。。シュトレンは日本でもよく知られていますが、もっともっとポピュラーなのがクッキーです。

 

アドヴェント期間が始まると各家庭でもケーキ屋でもパン屋でもスーパーでも。。。とにかくクッキー。

 

ドイツ在住10数年の今に至るまで、私にとってこのクリスマスのクッキーの習慣は謎の一言(笑)

今時バターや小麦粉なんて正月のみの贅沢品というわけでなく、ビジュアル的に可愛らしいとはいえ、そんなに手間暇かけた特別感ではないですし、クッキーなんて一年中食べられるのに、なぜクッキー。。。

 

結婚して初めての夫の実家でのクリスマス。テーブルの上に常備、毎食後ごとのクッキー攻めに困惑しながらも、クリスマスの風習とはつゆ思わず。まあ、テーブルに置いておいても傷まず長持ちするし、コーヒーのお供に自分のペースでつまめるからいいのかしら、と一人納得していました。

 

それがクリスマス時期の揺るぎない風習と気づいたのは出産後。(遅い。。)

プレイグループでも幼稚園でも小学校でも親とクッキーを作るイベントは定番、ママ友にお呼ばれすれば、お土産にクッキー、お家で出されるのもクッキー。職場でも誰かが手作りあるいは買ってきたクッキーがお皿に盛られていて。。。正直、苦痛ですらありました 笑

 

そんな私が、ですね。。。

10数年かけてやっと洗脳されたのか、この数年、一応クッキーなぞ焼くようになりました。

自分的に特別感がないのは今も同じですが、まあ、離れつつある息子くんと家庭での思い出を作っておきましょうという感じですかね。

 

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ただし、ドイツ人にとっては『クリスマス時期のクッキー』と『その他の時期の普通のクッキー』というのが厳然とあるようでして。

たとえばアメリカンタイプのチャンキーチョコチップクッキー、っていうのはクリスマスにはアウトらしいのですよ。我が家定番の辻さんの元気ビスケット、はダメなクチ。

 

例えるなら、おせち料理に煮物ならいいでしょ、とばかりにお煮しめでなく肉じゃがを入れるとか、汁物だから同じでしょ、とお味噌汁にするのはやっぱり違う、っていう感じです。

外人ママには難しいわあ。

 

 

 

 

 

こちらに掲載されているのはどれもクリスマス時期にポピュラーなクッキー。

 

https://bubukinoko.com/2019/11/christmascookie-recipe-summary/

 

この記事も面白かった。ドイツに限らず、西欧世界ではクッキーがポピュラーらしいです。

www.kanro.co.jp

 

 

 

私のクリスマスクッキー作りはジャムを挟んだりデコしたりにはたどり着いていませんが、一応クリスマスっぽいことを家でしましたよ、と自己満足しております。