アルザスの小さな村を巡る旅、最後はMittelbergheimミッテルベルグハイム。
ガイドブックによると1000年近い歴史があるワインの村。
9世紀ごろに形成され、17−18世紀から葡萄の栽培地として存続してきたそうです。
山間の村へ到着、散策開始…
本当にワイン醸造所ばかり!!
他の村ではそこそこ見かけた観光客向けのキッチュなお土産屋やカジュアルレストラン、カフェの類は見当たりません。
でも、アメリカ人らしきグループツアーの人たちの自由時間なのか、数名ごと連れ立ってたくさんのワイン箱を抱えて、楽しそうに「何本買ったの?」「あっちもよかったよ!」などと大声で話しながらバスの駐車場へ向かっていました。
… が、そのグループ以外はあまり人がおらず、いたって静か。
昔のワイン作りの様子を紹介するパネル。
目星をつけていた訳ではないので、どこに入ろうか決められずにいたところ、観光客らしき数人が入っていくのにくっついて、こちらへフラフラと入りました(笑)
この絵そのままの笑顔の人当たりの良いムッシューがいろいろとデギュスタシオンさせてくれて、6本購入。お値段も一本10ユーロ前後のものが揃っています。
12世紀に作られた修道僧の墓石。1962年にこの敷地で発見されたとのこと。
何やらたくさん受賞しているらしい。
事務所横の大きな扉にもアルザスらしさあふれる装飾。
こちらもかなり古そうで村やカーヴの歴史を感じさせます。
ワインを購入後、ムッシューが「よかったらカーヴも見ていってね」と。
案内なしで私たちだけで勝手に歩き回らせてくれました。大らか(笑)
ほぼワイナリーだけの村なので、よほどお目当てのワインがあるならともかく、時間のない観光客がわざわざ訪れるほどではないかもしれませんが、ディープなアルザスワインの世界を垣間見ることができました。