ドイツの森の散歩道 2020〜

ドイツ生活はや10年以上。これまでのブログはexcite blog「ドイツの森の散歩道」

イースターのゆで卵を小包で送ってくれる義母

イースターの週末です。

日本で生まれ育った私には、全くもってピンとこない祝日。

 

地続きとはいえ、他国に住んでいる義母からイースターの国際小包が届きました。

箱を開けると、様々なチョコレートやイースターグッズ。その中の一つがこれ。

 


6個入り色付ゆで卵、です。

 

 

 

 

 

赤、青、緑、と3色。

 


結婚当初、わざわざ届いた国際小包に色付ゆで卵が入っているのを見て心底面食らいました(笑)

…確かにイースターって卵グッズだらけだけど、ゆで卵なんてわざわざ数日かけて送るもの!?!? 戦時中の贅沢品ならわかるけど、卵くらいスーパーで買えるんですけど!

その上、配達の不在票なんてあてにならない郵便事情、何日も受け取れなかったらどうなることやら…

 

ですが、私の理解の範囲外の文化や習慣に異議を立てても仕方がありません。

黙って「ありがとう」と受け取る礼儀正しい嫁を貫き幾星霜…

 

子供が小学校低学年くらいまでは卵用の着色グッズを買ってきて、ゆで卵に色付けをしたり、工作をしたりしましたよ。私は腑に落ちないながらも…

けれど還暦近いおじさんの夫、成人近い息子のために、今年もゆで卵が届きました(笑)

 

色付ゆで卵は日本のお正月のお餅のごとく(?)、イースターとセットの食べ物なのですね。

先週のスーパーでは棚に並んだこのような色付卵を、おばあちゃんと思しき年代の女性が真剣に選んでいるのを見かけましたから。きっとイースターの祝日で家族が集まるのを楽しみにしているでしょう。

 

私自身はイースターの趣旨なんてほとんどスルー。

他のご家庭のおじいちゃんおばあちゃんはわざわざ外国にゆで卵を送るかわかりませんが、こうして伝統を頑固に守って伝えてくれるのはありがたいこと…なのでしょうね。