ドイツの森の散歩道 2020〜

ドイツ生活はや10年以上。これまでのブログはexcite blog「ドイツの森の散歩道」

野薔薇の実をあしらった今年のアドベントクランツ

今年もアドベントクランツを手作りしました。

 

 

 

お花屋さんで購入したもみの木のスワッグをバラしてワイヤーでリースに固定。

10月ごろに野原でとって乾燥しておいた野薔薇の実をあしらい、今年購入のワイヤー入り幅広リボンでゴージャスにしてみました。

松ぼっくりとピンクのクーゲル、中央の大きな赤とゴールドのクーゲルは昨年からの使い回しです。

 

 

もちろん購入することもできますが、グリーンの土台だけでも10ユーロ以上はするし、キャンドルや飾り付きのものだと、このくらいの賑やかさだとまず30ユーロくらいはします。

今年購入したのはモミの枝のスワッグ3.99ユーロとリボン2.5ユーロのみ。

モミの枝もリボンも、このクランツだけでなく残りは家のあちこちの飾りに活用できています。

手作りを楽しむ、というのもあるけれど、正直言って節約目的も大きいかな(笑)

 

柊柄のテーブルクロスは布屋さんで「可愛い!」一目惚れして、端っこを直線縫い。

。。。ですが、赤い実が目にチカチカしてちょっとうるさいかったのは誤算でした。

まあ、この時期だけだし、使っていたら慣れてきましたけどね。

 

サンタ柄のはコレクションしているビレロイ&ボッホのもの。

シミも目立たないし、老舗ならではの絶妙なかわいさとエレガントさがお気に入りです。

 

あまり変わり映えはしませんが、今年も自分で作れたことに満足感♪

 

 

 

「主婦」の写真を「掃除婦」と答えたドイツ男子

最近、オンラインで大学生の日本語家庭教師を始めました。

 

この機会に新しい教科書を使い始めたのですが「あちゃー」と思ったのがこの練習。

お掃除道具と共に写った女性の写真。これは「主婦」を選べ、ってことなんですね。。。

ドイツ人が見たら絶対に「掃除人」だわ。

 

 

 

案の定、生徒の22歳男子、

「。。。Putzfrau? (掃除婦)」と。

 

で、私自身、渋々ながらも「そう見えますよね。でもこの選択肢の中だと「しゅふ」、つまりHausfrau (housewife) です」と言いました。

すると即座に

「え、日本で主婦って今でもトラディション?女性は家で家事してるの?」

と、合点のいかない様子。

「いや、not any more..。だけど、子供が小さいうちや、旦那さんの転勤で仕事を続けられないと主婦になったり、仕事をしていても家庭の中の自分の役割として「主婦」という言葉を使ったりします」という感じで説明しました。

 

それにしてもこの写真、勘弁してよと思いました。私が見ても清掃人ですよ。

写真選んだの、男性なのかな。それとも年配の女性? 誰も疑問に思わなかったの?

 

これは国際交流基金編集、日本語教育ではかなりポピュラーな教科書です。

モダンな感じでエクササイズも楽しく人気らしいのですが、主婦でこんな写真を使うとは相当古い版なのかしらと確認したら、2013年初版、私が購入したのは2022年17刷のもの。

むー、これはコンタクト探して意見しなくては。

 

「主婦」について調べていたら、日独ハーフのサンドラへフェリンさんの記事にヒットしました。例えば「お花屋さんになりたい」と言ったら、日本では店員として働くイメージを浮かべるけど、ドイツでは「一生食べていけるよう、花屋を経営する側になりなさい、そのためには経営学部に行きなさい」という。職業や主婦の日独イメージについて、納得の説明です。

 

www.yomiuri.co.jp

 

 

オクラと言ったらルッコラを差し出された…

徒歩圏の地元に小さな八百屋さんがあります。間口が狭くてちょっと入りづらい雰囲気。

けれど、ロマネスコや見たことのないキノコなど、ちょっとエキゾチックな野菜が店頭にあることが多いため、もしやオクラもあるかも?と、思い切って中に入りました。

見渡してもそれらしきものはありませんが、お店の人が「何か探してますか?」

と聞いてくれたので「オクラ、ありますか?」と言うと「もちろん!!」と自信たっぷりに。

やったー、聞いてみるものね。とウキウキしていたら、ビニールに入れてきてくれたのはルッコラ

オクラ。。。ルッコラ。。。

うーむ、私の発音、そんなに聞き取りづらいのかしら。

 

 

トルコ系八百屋さんで購入したオクラ

 

いえいえ、私が欲しかったのは「オクラです」と言うも「なにそれ???」的な困惑した反応。

このお店はイタリア系のようでしたが、オクラはやっぱりドイツやヨーロッパのスタメン野菜ではないですね。

20年ほど前に住んでいたロンドンでもポピュラーではなく、ある日訪れた移民系の街のマーケットで、華やかなムームーのような民族衣装のアフリカ系のおばちゃんの屋台でオクラを見つけ、狂喜して買ったのを覚えています。ちなみに、アフリカ屋台でも、トルコ八百屋さんでも「OKURA」という名で売っていました。

 

ドイツのスーパーでも、気づけば大根、白菜、椎茸、最近はエノキ茸。。。と、和風食材が買えるようになってきましたが、オクラはまだチェーン系スーパーでは見たことがないんですよねえ。

数年前にトルコ系の八百屋さんで無造作に積まれているのを発見しました。

自分で袋詰めして購入します。とはいえ、やはり夏の野菜らしいので、秋冬は見かけられなくなっていきます。

 

そのお店は私の通常の生活圏ではなく、少しお出かけしたショッピングモールの中にあるので、近くに行く際にはなるべく足を伸ばしてオクラをゲット。

茹でて刻んで、納豆に混ぜたりお豆腐に乗せたり、余ったらすぐに冷凍してチビチビ楽しんでます。

 

 

雑誌購読キャンペーンにご注意: Sternとの解約トラブル1年の戦い

ドイツ在住でネットショッピングをすると時々出てくるのが雑誌や新聞の購読オファー。

商品を購入する最終ボタンをおすと、「ありがとうございました。発送状況はリンクにて云々。。。」などといったメッセージと共に、購入いただいたお客様への特別オファー、という別ウインドウが開き、雑誌や新聞の1ヶ月無料、とか、雑誌なら3冊無料、などを選べるようになっている仕組みです。

 

こんな感じ。GRATIS=無料、という意味です。

教訓は…タダほど高いものはない!! (苦笑)

 

 


いやー、うち、これが解約できず、結局1年ほど有料購読するというハメになりましたよ。

Shop Apothekeで購入したときに申し込んでしまったニュース雑誌、Sternのオファー。

確か最初の何週間だか、何冊だかは無料、その後は割引価格で継続可能、っていう感じのものだったと思います。

 

紙の新聞はとっておらず、週1回のニュース雑誌を最初は楽しんで読んでいたのですが、そろそろ無料期間終わりだっけ?という頃になってもどんどん送られてきます。

そして半年分の請求書。

もちろんキャンセルしたいのですが。。。連絡先がわからない!!!

請求書には一応メールアドレスが書いてありますが、キャンセル希望のメールを書いても案の定返事なし。

Shop Apothekeとは別会社なので購読関係のトラブルの連絡先は無し。

そもそもの購読申し込み時の確約メールは「no reply」アドレス。

郵送されてくる雑誌のアドレスラベルには顧客番号らしきものがあるものの、コンタクトしたい発送元の情報は無し。

そのうち、あろうことか支払い延滞金まで上乗せされた請求書が郵送されてきました。

そして、その請求書にある購読期間を過ぎても当たり前のようにどんどこ雑誌が送られてくる。

 

夫がいろいろ検索したところ、sternの解約できないトラブルがたくさん出てくるとのこと。

私は「一度払ったお金は絶対戻ってこないんだから払わない方がいい」といったものの、夫は「払わないでどんどん延滞金が増えて訴えられると面倒だからとりあえず払う」と…。

 

で、何度もメール攻撃をして、どこかでやっとこさ見つけた番号に何度も電話して、なんとか通じたら案の定「解約タイミングはxヶ月先のみ」とか何とか…

 

消費者センターやら弁護士に相談するやら打つ手はあるんでしょうが、面倒くさがり屋の夫、向こうが言うタイミングの分まで支払ってしまいましたよ。解約したいと動き始めてから1年弱。本意ではない支払い、2回してしまいました。

それでも、しれっと雑誌と請求書が継続して送られてくるのではとヒヤヒヤしていましたが、どうやら終了できたようです。

こうやって儲けてるんだろうなー。

 

解約詳細をきちんと把握してなかったのが悪いんだけど、こういうサブスク的なサービスが解約できない(しづらい)トラブル、本当に増えてるみたいですね。

 

Sternよりも前に、同じようにネットショッピングからのオファーで新聞4週間とか雑誌3回とかの無料購読をしたことがありました。その時は期間終了後トラブルはなく、解約手続きもせず自動で終わったので同じようなつもりで心配していなかったんです。よく確認せずうっかりクリックしてしまった私が迂闊だった…。

 

もしこういう広告が出てきたら「keine künding nötig」(キャンセル手続き不要=一定期間で自動終了)と明記してあるか、また、トラブルの際の連絡先が明らかか、必ず確認してスクショしておきましょう。

 

…とはいえ、私は購読キャンペーンはもう懲り懲りです。高い授業料でした。

 

 

 

 

 

 

 

2023年私がハマったNetflix ドラマ

冬時間になり、そろそろ年末モードです(早い?)

Netflixで今年ハマったドラマ ベストスリー(順不同)を振り返りました。

 

令嬢アンナの真実

いやー、アッパレ、お見事。というのが正直な感想(最終的には逮捕されますが)。

実話に基づいているというのだから驚きです。

一人でヨーロッパからニューヨーク社交界に乗り込んで周囲に資産家令嬢と思い込ませ、ゴージャスなホテルを泊まり歩き、弁護士を味方につけて歴史ある建物に芸術ハブを創る投資を募り、プライベートジェットのただ乗りまでやってのける。投資家や銀行、友人たちから20万ドル(約2800万円)以上を詐取し、最終的には重窃盗罪など複数の金融犯罪による有罪判決が下されました。

 

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被害を被ったらたまったものではありませんが、彼女の頭の回転と度胸には脱帽しかありません。こういうのをソシオパス、というのだろうか。

庶民のワタクシには途中、詐欺のカラクリがなんだかよくわからずついていけない部分もありましたが(笑)

リッチなファッションも可愛くて見入っておりました。

 

自宅軟禁中のアンナのインタビュー

artnewsjapan.com

 

 

ゴシップガール

言わずと知れた10年以上前の番組、もはやクラシック???

大人気ドラマとは聞き知っていたものの、ティーンのなんて今更ね、と今までなんとなく避けてきましたが、今年ニューヨークに旅行したので、ニューヨークの景色や空気感の懐かしさに浸りたくて見始めたところ、意外とハマってしまった 笑

 

 

 

高校生には見えない大人っぽいキャストとゴージャスな生活、女子のファッションやイケメンくんたち、そしてセリーナのお母さんであるリリーさんの大人リッチなファッションが眼福。

最初の方のシーズンはストーリーも楽しめましたが、登場人物が大学生になった頃からはややマンネリ。それでもファッション見たさで視聴を続けました。

メインキャストのタイプが違う女子二人、日本ではブレア派とセリーナ派に分かれてブレア(右上)の方が人気のようですが、私はセリーナ派(写真手前で寝そべってる子)。ちょっとビッチな役柄はさておき、ルックス、ファッション共にゴージャスでバーン!と堂々としている彼女が大好きです。。。って、今さらこんなこと誰も話題にしませんが 苦笑

 

 

 

クイーンメーカー 韓国ドラマ

 

アラフィフの私、正直、恋愛ものは感情移入できなくなってきて、ネトフリでタイトルを色々検索するも「なんだかなあ…」と食指が動かないことが多くなってきました。そんな私に、これは当たり!!

大好きなフリーアナウンサー堀井美香さんがおすすめしていたのがきっかけ、かなりのハイペースで見終わりました。そもそもは堀井さんが友人から「クイーンメーカーの主人公、あなたに似てる」と言われて見始めたらハマった、とのことですが、なるほど、似てる。画面右側の女性、ほっぺたとか顔の全体感が。

 

 

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40代のキャリアウーマン(死語か?)が主人公。敏腕フィクサーと弁護士、2人の女性がスキャンダルや裏工作に翻弄されながらも、ソウル市長選へ斬り込んでいきます。

様々な犠牲を払いつつも中年までキャリアを重ねてきた女性たちのストーリーもさることながら、このドラマもファッションが素敵!質の良さそうなロングコート、ラインの綺麗なパンツスーツ、髪型やアクセサリーもやりすぎず品がよく知的。

上記のアメリカドラマのリッチなファッションは眼福ではありますが、アジア人の大人女性には露出多いファッションや大ぶりアクセサリーは実際に真似するには難しいものがあります。

その点、韓国女性は見た目や体型的にも「もしかしたら、私もこんな格好できるかも?」という希望を持たせてくれます 笑

 

他にもエミリーパリへ行くやニューヨークガールズダイアリー、グラマラスなんかも楽しく視聴しました。ファッションや風景、女優さんが素敵だと思えるものが好き。サスペンスや医療ものなどはそういう点で今ひとつ見続けるモチベーションに欠けるのですが、クイーンメーカーはストーリーもファッションも満足。

 

その意味でハマれなかったのが梨泰院クラスと離婚しようよ。

梨泰院クラスはビジュアルがあまり好みの俳優さん達ではなく、ストーリーもなんだか引き込まれず、見てればハマれるかなと我慢して2話まで見ましたがギブアップ。離婚しようよは、ストーリーは面白いものの、メインの仲里依紗さんがあまり好みではないので途中でやめてしまいました。

 

今、見始めたアメリカドラマがありますが、今回はハマれるかな〜

 

 

 

 

 

 

 

家を合法的に取り戻したいと話したガザの少年は今。。。

10年以上前だったかと思いますが、確かアルジャジーラ*の英語放送でたまたま視聴したドキュメンタリー。

 

パレスチナのレポートでした。

もともと住んでいた家からイスラエル兵に突然追い出され、親族の家で身を寄せ合って暮らしている家族。

 

その10歳くらいの少年にレポーターが「将来はどうしたい?」と質問すると

 

「大学に行って弁護士になりたい。イスラエルに奪われた家を、法的根拠に基づいて取り戻したいから」

 

10年以上経った今も鮮明に覚えているほど、この言葉に胸を突かれました。

 

 

アルジャジーラカタールのドーハに拠点を置く国営衛星放送のテレビ局。 1996年に設立され、独立報道機関として24時間放送されています。 世界各国の主要メディアに対し中東のニュースを提供し、現在ではアラブ系最大のメディアとして「中東のCNN」と表現されることもあります。

 

 

 

まだ小学生のはずの男の子、安心して学校に行ったりサッカーしたり、住み慣れた家に帰ってきて家族水入らずでご飯を食べる…そんな生活を奪われ、将来の夢は合法的に家を取り戻すために勉強したい、と。

 

これほど現実的で、でも正義に燃えた夢は、もしかすると子供自ら考えついたものではなく、周りの大人が語り聞かせたものかもしれません。

そうだとしても、少年の将来に暴力と殺戮の連鎖ではない解決の希望を託す、知性と理性を備えた人がいる家庭環境ではあるのです。

 

今回の事態で思い出したのはあの少年のこと。

 

彼は20代前半になっているはず。

少年兵になったりせず、大学には行けたのだろうか。

無事なのだろうか。

 



50歳オーバーの私の健康習慣 食べ物編

健康に良い食べ物「まごはやさしい」ってよく聞きます。

豆、ごま、わかめ(海藻一般)、野菜、魚、椎茸(きのこ一般)、いも類

のことですね。

 

ですが、ヨーロッパ在住では日本のイメージの健康に良い食べ物の入手が困難だったりします。

普通のスーパーでは納豆も海藻もないし、魚だって確実なのは冷凍サーモンか鯛くらい。

 

で、私なりに意識してよくとっている食材。

 

 

 


豆類 レンズ豆、ひよこ豆、小豆、ご飯に混ぜる穀類(豆?)

ナッツ類 (若かりし頃はナッツ類は油分で吹き出物が出そうで敬遠していましたが、水分も油分も減ってきた今となってはナッツで吹き出物は全くありません 笑)

バナナ (髪によく効くスーパーフードと聞いたので)

ブロッコリー、トマト(抗酸化成分たっぷりのアンチエイジング フードだそう)

アマニ油 Leinöl (オメガ3が含まれ、女性ホルモンなどに良い働きをするとのこと。サラダのドレッシングに、時々オリーブオイルの代わりに使ってます。酸化しやすいので小さいボトルを早めに使い切る)

ヨーグルト(日本人の体質的にヨーグルトや乳製品はさほど健康にいいとは言えないそうですが、腸活とカルシウムのために週に2−3回)

サバ缶、サーディン缶 (鮮魚の青魚は滅多に見かけませんが、せめて缶詰で)

 

アジアスーパーに行く機会がある時には、のりやわかめ、そして発酵食品のキムチ、納豆を必ず購入。

 

とはいえ、ノルマに決めているわけではありません。

アメリカ人の大富豪の『死ぬ時に後悔したリスト』に「もっと好きな食事を楽しめばよかった。豆なんか食べてるんじゃなかった」とあったそうで、確かにそうよね、と納得したので、全て無理なく、ほどほどに。

 

トマトやブロッコリーは大好きな胡麻ドレッシングで楽しんでいます♪