湖と山の景観のコントラストが美しい、オーストリアのHallstatt。
韓国ドラマのロケ地だったそうで、コロナ以前は中国、韓国のグループツアーで大混雑。
ザルツブルグからもウイーンからも個人ではアクセスが不便なため、ツアー用のバスの駐車場も時間制限付きで慌ただしく回転させていたという話。
湖を巡る遊覧船や、切り立った山へ登るケーブルカーも1時間待ちだったとか。
今は…それなりに人はいるものの、待ち時間はほとんど無し。
自然や街の景観は息を呑むほどですが、参加して後悔なし、おすすめなのは世界最古の塩坑のツアー。
紀元前5000年ごろから人が住み、先史時代の塩の採鉱は、紀元前800年~400年頃に、黄金期を迎えたそうです。
ガイドさんの誘導に従い、オーディオ解説、洞窟の中に残る池で光のショー、ジオラマ、ミニシアターでの3D映像による歴史解説など、充実しています。
このツアーのハイライトは、坑道で地下に降りる滑り台とトロッコ列車の乗車体験!
坑道で深く降りていくには階段もあったのですが、暗いために踏み外したり滑ったりする危険が多かった。そこで滑り台を設置、そのほうがかえって速くて安全だったそうです。
( 写真はHPから)
これが楽しいのなんのって! 滑り台体験は2カ所あり、一つは60m以上という長さ。
ディズニーのスペースマウンテンに匹敵する興奮です(笑)
アナログの楽しさも捨てたもんじゃない、って思いました。
ディズニーのように写真撮影されていて、各自の速度も表示され、出口で6ユーロで買えます。(うちは時速19kmでした!)
以下、行かれる方への情報、覚書。
*滑り台ができない人は、横の階段で降りることもできます。
*服の上から見学者用に用意されたズボンと上着を着用します。滑り台は大きな木に跨る格好なので、女性はスカートよりパンツがいいです。
*ケーブルカーを降りてから坑道まで、登りの登山道を15分くらい歩きます。そしてツアーも1時間ほど立ちっぱなし、歩きっぱなし。スニーカーと、心の準備を(笑)。
*坑内はかなり寒い。夏はひんやり気持ちいいくらいですが、春や秋は防寒を心がけて。
*ツアーの終わりに小さいお塩をプレゼントでもらえます。
*街中からケーブルカーでの往復、降車してから見学場所への徒歩往復、ツアー自体でかなり時間がかかります。このツアーで2時間半くらいは見積もっておくのが良いです。
入場はケーブルカーとのコンビチケットで家族3人で60ユーロ以上ですが、忘れられない体験になりました。
この時期はチャンスかもしれませんよ!