昨年の夏頃から、私は口座を持っていない財閥系のネット銀行からメールが届くようになりました。
「XX様 今月の無料振り込み手数料についてのご案内」
「今がチャンス!定期預金が。。。」
「システムメンテナンスのお知らせ」
X X様、は全くの別人の名前です。
てっきりフィッシング詐欺と思いこみ、返信などしたらヤバいことになるだろうとずっと無視してきました。
ですが、ロックダウンで時間ができ、やっとその銀行のHPで連絡アドレスを確認したところ… 本物のアドレスではありませんか!
ということは… 誰かが私のアドレスで口座を開設して使っている!
血の気がひきましたよ。
それでも念には念を入れ、そのメールからの連絡用アドレスではなく、銀行のHPの連絡フォームからコンタクトしました。
しかもその間に「X X様 お誕生日おめでとうございます!」なんてメールまでその銀行から来たりして、誕生日は違う日であったものの、不安は募るばかり。
最初の銀行からの返信は
「該当のお客様が間違ってメールアドレスを入力していた可能性があります。(口座所有の)お客様に正しいメールアドレスを登録するようお知らせしました。また、ミドリ様へのご案内メールの配信を停止いたしました。そのお客様の手続き後、ミドリ様に『メールアドレス変更のお知らせ』のメールが届くはずです」
とのこと。いやいや、口座開設のメール登録で間違うはずないって!!
顧客を頭から犯罪者扱いできないんだろうけれど。
しかし…1週間経っても何もメールがこない。
銀行に再度コンタクト。2−3日のやり取りの後、
「度々お手数をおかけし申し訳ございません。該当のお客様に連絡がつきました。順次お手続きのメールが届くと存じますのでご了承ください」
そして、私の最初の問い合わせから3週間後、やっと「X X様 口座解約のお知らせ」というメールが来て、一応は決着を見ました。
幸い、私自身の銀行口座のお金には不審な動きはなかったのですが、気味が悪い…。
ネット銀行開設には住所確認や本人確認など、かなり厳しい審査があるはず。メールアドレスだけ別人のものを使うって、一体どんなふうに悪用できて何のメリットがあるんだろう?
誰か詳しい人がいたら教えていただきたいわ。
実は私、数年前にその銀行で口座開設をしようと書類など送ったことがあったのです。ですが、海外在住がネックとなり、開設手続きはできないまま終わりました。
その時のデータが流れたのか?
ああ、恐ろしい…。
そして、身に覚えの無いメールが来たら、詐欺メールと思っても出所はきちんと確認すべし!教訓になりました。