前回からの続きです。
郵送された書類に指定されていた最寄りの税関オフィスへ向かいました。
入り口にはドイツには珍しくドイツ語の隣に英語表示で
「International package pick up / this way」と矢印で表示されています。
確かに、ここに受取りに来るのは主に海外からの荷物、そして受取人は私のような外国人が多いでしょうからね。
こちらは今回日本からゲットしたお弁当箱。
え、こんなのわざわざ日本から?って思うでしょう。
けれど、まあまあスリムで3つ入れ子になる、組み合わせ次第で量の調節可能、余計なパッキンもついていない上にちょっとラブリー、っていうこんなちょっとしたものが、なかなかないんですよ!
これで会社のお弁当タイムにプチハッピーを味わえるのですから、かかった費用には目をつぶります(笑)
さて、事前に心の準備をするため、私が参考にした記事はこちら。
どうやら、「ギフト」と「45ユーロ以内」がキモのようです。
受付で名前を書き、郵送されてきた書類一式を提出。
ほどなく名前を呼ばれ、私宛の箱がどん、と受付カウンターに置かれました。
担当はフレンドリーな感じの若いお兄さんですが、腕にはワッペンがついたミリタリー風の制服なので緊張します。
「これはあなたあてで間違いないですね? これはギフト?」
「はい、そうです。」
「ギフトにしては、差出人が会社だし、プロフェッショナルなインボイスがついてますね。だから確認のためにあなたを呼びました」
「はい、これはうちの母が送ってくれたギフトです(かなりウソ)。この差出人の会社は日本の荷物配送代理店で、いろいろなところからネット購入した品物をまとめて海外向けにきちんと梱包して発送してくれるサービスなんです。だから、インボイスもこのような形式で彼らが作ってくれています。母は高齢で、外国語でラベルを書いたり、郵便局で手続きするのが難しいものですから(あながち嘘ではない)」
「では、あなたは品物の支払いはしていないんですね」
「え。。っと、この洋服、っていうのは自分で払いましたが(インボイスに1000円と記載)、あとは母です」
「なるほど。そういうサービスがあるのですね。で、合計40ユーロですね。書類にその旨記入しておきます。でないと、あとで問題になりますから。では、どうぞお引き取りください」
。。。え? これで無罪放免?課税なし?開封して見せなくていいの?
バンザーーーーイ!
せっかく高いお金で配送サービスを使ったのに、もし難癖付けられて食品没収になったら大損害だわ、と気が気じゃありませんでしたが無事ゲット。
今後のために「こういうサービスを今後も使うと思うのですが、毎回ピックアップすることになりますか?」と尋ねると、
「うーん、それは何とも言えないね。ただ、重要なのは45ユーロ以内のギフトかどうか。それ以上だと、EU以外の国は輸入関税xxパーセント払うことになりますよ。」
とのこと。(肝心のxxパーセントがうろ覚えですみません)
とにかく無事に段ボールを受け取り、スキップするような気持ちで家に帰りました。